【DIY】USBファン作製(ケースファン流用)
ドラッグストアで買い物しているときに、娘がうちわ代わりに使いたいとハンディタイプのUSBファンを持ってきた。
そういえばUSBファンって一つも持ってなかったので、これから暑くなるし卓上のUSBファンがあってもいいなと思い、自分用のものをネットで物色。
いろいろな種類のUSBファンがあるけど目に留まったのがケースファン。
PCケース用のファンをUSB接続して使用しちゃうというなかなか武骨な代物です。
これなら作れるかもしれないと思い、使っていないPCケースについていたファンを引っ張り出してきました。
※14cm強の大きなケースファンなので風量はそこそこ確保できそうです。
しばらく使ってなかったのでホコリだらけです。
掃除は後でするとして、まずは動くかテストしたかったんですが、
電源形状はこんなやつでUSB形状ではありません。。
名前を知らなかったですが、ペリフェラル4pin電源というらしいです。
※最近のPCでは使用しなくなっているという記事もありました
いつの間にか使われなくなっていたんですね。これも知らなかったです。
自作PCといえばこの電源でしたので。。。
この端子をUSBに変換できれば簡単だったんですが、もはや古い端子になってしまったようですのでamazonで探しても出てきません。。
ないものは作るしかないので、まずはお勉強。
・ペリフェラル4pinは12Vの電源。
→ということは使用しようとしているこのケースファンも12Vで駆動するハズ。
引っ張り出してきたファンには見えるところに仕様が書いてないです。。
・モバイルバッテリー(Type-A)は5Vの電源が出力できる。
→駆動電圧には足りてないけど弱いながらもなんとか回るかも。
卓上の扇風機としての用途だから、紙が飛んでしまうくらいの強風は不要。
さわやかなそよ風を期待しているので十分な風量かもしれない。
・USBケーブルは4本線がある。
→+、-、データ①、データ②があるがケースファンを回すだけなので
+とーの電気だけ取得できればOK
電圧が低いので最悪モータを駆動させられない可能性がありますが、
ノックアウトな要素はなさそうなので、チャレンジですね。
USB端子はモバイルバッテリーに接続できるようType-Aのものであれば
何でもよいので、とりあえず使わなくなった100均で買ったリール式の
USBケーブルを改造しようと思います。
①USBケーブルの片方(Type-Aじゃない方)を切る。
②ケーブルの被膜を取り電気が流れる線を露出させる。・・(1)
③ケースファンの電源端子(ペリフェラル4pin)を切る。
④ケーブルの被膜を取り電気が流れる線を露出させる。・・(2)
⑤(1)と(2)のケーブルをはんだ付けしてくっつける
⑥つけただけだとショートしてしまうかもしれないので、絶縁テープで保護
⑦完成♪
です。
試行錯誤しながらだったので、途中の写真を撮り忘れてしまいましたが
とりあえずこんな感じでできました。
ファンのON/OFFはUSB電源側のスイッチで行います。
また、このケースファンは3段階の速度調整ができるスイッチがついていました。
12Vだと威力を存分に発揮できるんでしょうが、5Vのモバイルバッテリーなので
スイッチは「H」モード一択です。。
Hモードの風量はティッシュペーパは吹き飛ぶけどA4用紙は動かないくらいのそよ風で
期待通りの風量でよかった。
意外とできちゃうもんですね。
L:ファンは回らない(一瞬ぴくっとするくらい)
M:ファンは回る(手を近づけると風は感じるが、涼しさはほとんどない)
H:ファンは回る(ちゃんと風を感じる、強すぎず弱すぎずでいい感じ)
※
テスタで抵抗値を見てみるとL(12Ω)、M(9Ω)、H(7Ω)と抵抗値が変化しました。
12V電源の「L」が5V電源の「H」とほぼ一緒(ちょっと小さいですが)です。
12V ÷ 12Ω = 1A ≒ 5V ÷ 7Ω = 0.7A
5000mAhのモバイルバッテリだと5000÷700=7.1時間持つ計算です
最新のケースファンだともっと省エネなんでしょうけど私にはとりあえず十分そうですのでこれでしばらく使ってみようと思います。
ちなみに
12Vの昇圧回路を組み込んだUSBケーブルもあるようです。
お値段も様々ですが、USBファンを利用できる環境を今回手に入れましたので
5V駆動で物足りなくなったら12V昇圧も考えてみようと思います。
前に作った100均まな板を流用したスタンドに載せるとこんな感じで
転倒防止にもなりいい感じです。
もう少しコンパクトなまな板立てを用意すればかっこいいかもしれないですね。